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ウルトラファームでの新たな取り組み。
それは牛糞とコーヒーをかけ合わせること。
小麦を自然栽培で、野菜などを有機栽培で育てるウルトラファームでは、
有機栽培用の堆肥として牛糞や鶏糞を使用しています。
その牛糞に、店舗の営業で出るコーヒーの廃棄部分を混ぜ込むのです。
具体的には焙煎時に出る“チャフ”と
抽出時に出る“コーヒーかす”の2種を混ぜ合わせます。
これまでただ廃棄されるだけであったゴミが、
自然のサイクルの中に組み込まれ、新たなエネルギーへと変換されていく。
ゴミがゴミでなくなる形にたどり着けたことは、
ウルトラキッチンにとって嬉しい一歩。
ただまだスタートしたばかり。気を抜かずいかないと、ですね。
朝8時45分頃。八王子市の磯沼ミルクファームさんから、3tトラックに乗せられた牛糞が到着。磯沼ミルクファームさんでは、毎朝牛舎のベッドに1000㎏以上のカカオ殻・コーヒー豆・豆粉を敷いており、牛糞にもその成分が含まれています。
牛糞は発酵して温かく、湯気が立つ。コーヒー豆も目視で確認できる。
明るい茶色が焙煎時に出るチャフ。
新型コロナウイルスの影響で社会が揺らいでいますね。
様々な情報に日々惑わされますが、
こういう時にこそ畑に出て、大切なものを見つめ直したい。
手で摘み取った野菜をそのまま口にしたら驚くぐらい美味しくて、
ささやかな幸せと癒しを得た畑での一日でした。
2020年3月25日 種まき、収穫
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