ウルトラキッチン株式会社では、パンやケーキ、コーヒーなどさまざまな商品を製造・販売しています。
手作りを基本原則としているため、パン製造やパティシエ、バリスタなどさまざまな職人が活躍しています。
2回目の今回は、365日(代々木公園)のパン製造社員の小竹さんのインタビュー記事をご紹介します。
名前:小竹真(こたけまこと)
所属:365日(代々木公園)
職種:パン製造
入社年月日:2020年4月1日
実家が新潟でパン屋さんを営んでいるという小竹さん。
専門学校を選ぶ時も、自然と食に関わる調理系の学校へ。
専門学校時代もいろんなパン屋さんへ巡っていたそうですが、中でも365日で食べたパンに衝撃を受け、入社を決めたそう。
ー 365日で食べたパンに衝撃を受けたそうですが、どのパンを食べたんですか?
ソンプルサンです。
有名なパン屋さんにもたくさん行きましたが、ソンプルサンを食べたときに衝撃を受けました。
こんなもちもちの食感のパンは他になかったし、美味しかったです。びっくりしました。
100%=ソンプルサン
その他にもいろいろ食べましたが、どれもパンの形も個性的で驚きました。
またお店の見た目や内装も他にはないようなおしゃれな見た目で、他とは違うなと思いました。
ー それが決め手となって入社を決めたのですか?
美味しくて衝撃を受けたのももちろんですが、働き方の部分も決め手となりました。
ー働き方というと?
地元の新潟のパン屋さんはだいたい週1休みで、実家のパン屋も
お父さんとお母さんは朝から晩までずっと働いていました。
子どもながらに、「忙しそう」「そんなに働きたくないなー」と思っていました。
そういう働き方が普通だと思っていたので、365日(ウルトラキッチン株式会社)が
「ホワイト化」を目指し、職人も「週休二日制」で働いていると知り、その仕組みを知りたい、学びたいと思って入社しました。
ただ、入社した当初は自分はまだまだブラックな考え方を持っていたので、無償でもいいから入社する前に働いた方がいいのではと思い、入社前に少しアルバイトさせてもらいました。
その時、働いた分だけ給与は支払うと言われ、「え、もらえるの?」と驚いた記憶があります(笑)
ー ブラックな考えが根付いていたんですね。
そうですね。
ブラックな環境で働くことが当たり前だと思っていたので、ウルトラキッチンに入ってから考え方が変わりました。
もし自分がお店を出すとなったときに、労働環境が整っていないと
スタッフを確保することができず生き残れないと思うので、週休二日でも回るようなお店を作りたいです。
ただ、今自分が社会に出て、お父さんやお母さんの気持ちも分かるような気がして。
ー お父さんお母さんの気持ち?長く働いている理由、みたいなところですか?
そうですね。
実はただ単純に楽しくて、働いているのではとも思うようになってきました。
社会に出るまではずっと働くなんて嫌だ、と思っていましたが、
実際に働いてみて、パンを作るのが楽しいと感じています。
直接聞いた訳ではないのですが、もしかしたら2人もそういう気持ちで、ただ楽しいから働いているのではないかと思うようになりました。
実際に聞いてはないので、また実家に帰ったときに聞いてみます。
ー いいですね。ぜひ聞いてみてまた聞かせてください。
小竹さんが入社したのは2020年4月。
コロナが猛威を奮っていた時期です。
ー 小竹さんは新卒で入社されましたが、2020年の4月ということはちょうどコロナの時期でしたよね?
そうなんです。
代々木公園にある365日は営業していましたが、百貨店に入っている他の系列店舗は休業をしていた時期でした。
内定を取り消されるのではと思ったのですが、無事入社しました。
ー 最初は戸惑うことも多くなかったですか?
コロナで休業しているお店もある中、代々木公園の365日はお客様もいらしていて、忙しかった印象です。
いろいろ教えてもらいながら、入って3か月くらいでオーブン、6か月くらいで面台をやらせてもらえるようになりました。
1年半経ったころくらいには、ミキサーもやりたいと言って、少しずつミキサーもさせてもらいました。
ー それは自分から志願したんですか?
そうです。
まずはバケットから、少しずつ教えてもらって、今は一通り教えてもらいました。
ミキサーは現在進行形でトレーニング中です。
ー その他にはどんな業務をしていますか?
基本的な業務(仕込み、オーブン、面台、ミキサーなど)の他に、掃除(クリンリネス)、発注、工程表、パンの味のチェックなどしています。
毎日、試食して自分の舌で判断できるようになりたいと思っています。
ー その中でもやりがいがある業務はなんですか?
パンができあがるまでのすべての工程ですかね。
焼きあがるまでに、ミキシング、発酵、成形、焼きなど小さい作業がいっぱいあるのですが、最後まで少しでもずれないようにいい状態に持っていけたらとても嬉しいです。
ー 逆につらかったことはないですか?
辞めたいと思ったことはないです。
ただ最近は指示するのが難しいなと感じます。
一緒に働いている人との関係性を作ることが大事だなと日々感じます。
気を遣ってしまう性格なので、関係性が作れてないと指示ができず、仕事だから伝えないといけないのに指示できなくて、自分でやってしまったり・・・
個人でする作業が多かったので、巻き込んで仕事をするのが課題ですね。
ー マネジメントをする立場になるには必須のスキルですね。
他にこれからやりたいことなどはありますか?
シーターをまだやったことないので、できるようになりたいです。
あとは商品開発に携わりたいです。
ー 将来の夢はありますか?
社会に出て、自分の力を試してみたいとはずっと思ってました。
自分はどんな力を発揮すれば世の中に認められるのか。
それはパンに限らず、思っていました。
ただ、世の中に認められる=お客様が求められるものを作らないといけないと思うので、今の自分にはそれがパンなのかなと思っています。
ー では、最後に。ウルトラキッチンに合う人はどんな人だと思いますか?
「食べ物に興味がある人」「パン以外にも食について興味がある人」だと思います。
ウルトラキッチンは、社長はもちろん、農家さんの想いが詰まっている食材を取り扱っているのでそこに興味がある人が向いていると思います。
あとは何でも吸収できる人、素直な人だと合ってるのではないかと思います。
インタビューの中で、実家にいた時や、専門学校時代の話をしてもらっている中で、小竹さん自信も自分の感情の変化に自分でも驚いているような印象でした。
ウルトラキッチンに入って、ホワイトな環境作る大変さ、職人として働くことの楽しさ、まだ入社して2年ですが、いろいろな感情の変化や気づきがあったようです。
自ら手を挙げ、いろんな業務に積極的に取り組む姿勢は、これから入ってくる新入社員のお手本となっています。
ウルトラキッチンはパン製造職種以外にさまざまな職種を募集しています。
興味がある方は、ぜひ求人情報をご確認ください。
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