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【素材のはなし】有機栽培の”伊予柑ピール”

2022.02.03


パンや、ケーキ、料理を作るのに欠かせないもの、それは素材です。

ウルトラキッチンでは、素材にこだわり、こだわり、こだわり抜き、さらに独自の製法で、
皆様にお届けするものを作っています。

 

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皆様はじめまして。1月より広報担当になりました、鳥海と申します。

日本の食に携わりたい、
日本の美味しいものを後世にも残せるような仕事がしたいと、
ウルトラキッチンに入社してから早半年。

胸を張って言えることは、
ウルトラキッチンで扱う素材は本当にいいものであるということ、
適正な価格で仕入れて、適正な価格で販売しているということ。
そして、パン、お菓子、コーヒー共に職人の手で作られているということです。

入社前に期待を膨らませていたことを全く裏切りません。

ブログ「素材のはなし」では、
ウルトラキッチンで扱う素晴らしい素材をご紹介してまいります。

このブログを通して、
農家さんのこと、そしてどんな思いでウルトラキッチンがその素材を扱っているのか、
少しでも知っていただけるとうれしいです。

今回ご紹介するのは、愛媛県の星光農園(せいこうのうえん)さんです。
(以下敬称略)

星光農園の様子① 星光農園の様子②
(星光農園の様子)

ウルトラキッチンでは、星光農園の”伊予柑ピール”を
365日やジュウニブンベーカリーのパンや焼き菓子にたくさん使わせてもらっています。

今回、365日とジュウニブンベーカリーのバレンタインでも
使用させてもらうことになりましたが、それは後半で。


星光農園は有機栽培での栽培を20年以上続けています。
しかし柑橘の有機栽培は手間がかかりとても大変。
有機栽培をしている農家さんは、とても少ないそうです。

ではなぜ、星光農園は有機栽培なのか。

先代社長が化学農薬、化学肥料を大量に使う栽培方法で体を壊し、限界を感じたそうです。
そこで一度はみかん栽培から退くことに。

しかし、3万本の苗木を育てた努力は何物にも代え難かった。
以前とは違う方法で再開しようと、有機栽培に乗り出したという過去がありました。

以前、弊社社長の杉窪と都市農業について話したとき、

「農薬を撒くことで一番誰に被害があると思う?
それは撒いている本人だよ、我々は洗って食べればいいけれど、
その農薬を直に受けているのか農家さんなんだ」

と言っていたことを思い出しました。

まだ栽培方法が確立されていない中での柑橘類の有機栽培。

化学肥料や農薬に頼ることなく、有機質肥料やクモの力を借りて
安全で栄養価の高い良質な食品を提供しています。

それに加えて、「糖度」だけでなく「濃厚な味」を出せるように
試行錯誤を続けているそうです。

※有機質肥料・・・生物(動物、人間、植物あるいは微生物)由来の資源を原料とする肥料。
菜種油を絞ったあとの絞りかすを発酵させた油かすのような植物由来の原料を使ったものと、
鶏糞や骨粉などの動物由来の原料を使ったものがあります。


そんな星光農園の伊予柑ピールは、
伊予柑・洗双糖(せんそうとう)・水飴だけを使って作られています。

※洗双糖(せんそうとう)さとうきびが原料。
化学的精製がされていないため、ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。
星光農園の伊予柑ピール
杉窪に聞きました。
どうして星光農園の伊予柑ピールを使っているのか。

「まずは有機栽培で柑橘を作っている点、あとは、加工技術にも信頼が置ける。」

「美味しい伊予柑を作れても、伊予柑を作った美味しいものを作れる技術があるかはまた別の話。
星光農園は加工技術もしっかりあるから、伊予柑ピールも美味しい。」

と杉窪は太鼓判を押します。

伊予柑の香り、味を最大限に引き出した星光農園の伊予柑ピール。
小さいながらも大きな存在感を発揮するこの伊予柑ピールは
ウルトラキッチンには欠かせないものです。

たとえば、365日で味わえる”伊予柑×バナナ”
伊予柑の香りとバナナのトロっとした甘み、
アーモンドの食感と、ダマンドの濃厚さをくちどけの良いブリオッシュで包んだ菓子パンです。
カランツ(小さなレーズン)のジューシーさもいいアクセントになっていて、
趣向を凝らした組み合わせに一口食べたら驚く方も多いのではないでしょうか。

伊予柑×バナナ
そのほかにも、ジュウニブン ベーカリーの ”伊予柑ブリオッシュ”
甘くミルキーなブリオッシュに、伊予柑ピールを混ぜ込み、丁寧に編み上げて最後にアイシングをかけています。
一口頬張れば、初めはアイシング甘さに心躍り、噛むと伊予柑の芳醇な香りと甘さの中にほろ苦さが広がり、
すっとほどけるくちどけのブリオッシュが名残惜しい
すぐに2口目を求めてしまう大人も大満足の一品です。

伊予柑ブリオッシュ
そして、ウルトラキッチンではバレンタインの時期限定で
伊予柑ピールを使った『オランジェット』を365日ブランド、
『チョコタブレット』をジュウニブン ベーカリーブランドにて販売します。

オランジェットは、星光農園の伊予柑ピールに
KAOKA社のアンブロヤ 58%のチョコレートを丁寧にテンパリングしてまとわせて。

チョコタブレットは、KAOKA社社のミコロ 32%に
伊予柑ピールやドライいちごなど様々な素材を散りばめて。

贈り物や自分へのご褒美にもぴったりのお菓子になりました。

オランジェットチョコタブレット
 (左:オランジェット 右:ジュウニブンチョコタブレット2種)

 

ウルトラキッチンでは全国50軒以上の契約農家さんから
こだわりの小麦、野菜や果物、お肉や魚を仕入れています。

KAOKA社のチョコレートも、素晴らしい素材で、話したいことがたくさんあります。
それは、次回のブログで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

素敵なバレンタインを!

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News.バレンタイン限定商品『オランジェット』、『チョコタブレット』販売のお知らせ

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